さてU 11大会のエピソードは今回が最終回になります。
全7回にわたってお送りしてきた内容を総じて言うと、人のために役立つことを人の力を借りて達成できたということです。
これまでのエピソードで紹介した方々以外にもお礼を言いたい方は沢山います。
地区で会場を確保していただきながらも使用しなかったところ、公共の体育館を押さえてくてた方々、応援審判で駆けつけてくれた高校の審判団やフリーの審判員の方々、大会に差し入れをくれた方々、本当にありがとうございました。
大会中、指導者はもちろん色んなチームの保護者の方から感謝の言葉やメッセージをいただきました。
コロナ禍で大会ができなかった中、試合ができて嬉しいという内容がほとんどでした。
そういった言葉が我々にとってどれほどの労いになったかは言うまでもありません。
大会後、仲間達とひっそりと打ち上げをしたときそれを共有し、そのような言葉だけで生ビール2,3杯いけるほど喜びと達成感で満たされました。
大会運営は簡単ではなく、責任のある仕事です。
色々な問題を抱えながら、人に協力してもらいながらの実施となりましたが、これはどの大会でも、またどんな事業や生活においても言えることかもしれません。
YeLLを始めたきっかけは、バスケに関わる人たちにとって役立つものや喜ばれるものを創って支えたいという想いからですが、我々も支えるだけでなく支えられる立場でもあるということ。
それを肝に銘じ、その力を借りてまたさらに良いサービスを提供するという循環を繰り返すことで、子どもたちの未来、ひいてはバスケ界の未来がもっともっと豊かになることがYeLLの成功です。
YeLL PresentsU11はこれにて完結です。
お礼文でも述べましたが、この大会はネクストカップの開催が不可能ということで実施した一回きりのものです。
YeLLは何かに取って代わるような存在ではなく、今あるバスケの団体に寄り添い後方支援していくことを目指しています。
本当はやりたいことはまだありました。
毎年2月に行われる福岡県の3年生以下大会についても、県の主催者の方々も責任の思い立場で判断が厳しいことは想像しておりました。
昨年も楽しみにしていた低学年の子たちやその保護者の方々もたくさんいたので、もし開催されないのであれば我々の方で代わりの大会を実施することも考えていました。
U11大会後にコロナ感染者が激増したことによりそれは叶いませんでしたが、そのような困難なことややりたいのにやれないことなどがあるときに組織に属していない身軽さを活かして行動するつもりでいます。
もうすでに大会の収益を様々な大会に還元する手筈を整えてております。
これからも我々は大会の開催だけでなく、これまでのようなメダル寄贈はもちろん、アプリの機能拡充やi チャレ、その他色々な仕掛けを構想しております。
そして今ない新しいものに挑戦し、指導者、保護者、そしてバスケを頑張る子どもたちに役立つものを生み出す存在を目指します。
これからも我々の活動を温かい目で見守っていただけると嬉しいです。
また新たな仕掛けを発信するときがくるまで楽しみにお待ちください。
U11大会で皆様に喜んでもらえる事を一つできたという達成感を次のモチベーションへと繋げて、これからも活動していきたいと思います。
全7回にわたって読んでいただき、ありがとうございました。
YeLLプロジェクトマネージャー 斎藤 郁磨